部屋の花の威圧感 23:19
お祝いや別れの時など花を頂くことがあるが、それ自体は素直に嬉しい。
花は可愛くて綺麗で美しいと思う。
道端に咲く名もなき小さな花の力強さから勇気をもらい、季節の訪れを感じ、鼻をかすめる香りに思わず深呼吸する。
個人的にこれらは屋外だからこそ心地よく感じられるものだと思う。
どうも最近花を花瓶などに生けて室内に飾るのが苦手である。
まず毎日水を変えてやらなければならないのが面倒臭い。
一瞬で終わる作業だけれど、花瓶がいくつもあったりするとなかなか手間がかかる。
冷たい水が手荒れの原因になって辛い。
季節や天気によって数時間で蕾が突然開花したりして、もちろん綺麗ではあるが変化の早さに脳がついていかず気持ち悪く感じてしまう。
恩田陸の作品で「百合は爆発するように咲く」というような表現を見たことがあるが本当にその通りだと思う。
そうして花びらは散り、テーブルが花粉まみれになるので掃除。
枯れたら新聞紙に包んで捨てる。
楽しませてくれる反面やることが多い。
勝手に家に来て勝手に咲いて枯れて片付けだけ押し付けられているような気になってしまう。
自分で言っておいて最低である。
文章を打ち込みながら自己嫌悪に陥っている。
話が少し逸れるが、スーパーに売っている豆苗。
根を水に浸けておくとまた芽が出てきて食べることができるが、あれも成長が早くて気持ち悪かった。
芽が全員窓の方向を向いているのもゾワゾワした。
あげく生食でも火を通してもおいしいと思えず買わなくなった。
室内に花の香りがするのも苦手だ。
花の甘い香りの中の微量の青臭さは室内だと少々ウッとなる。
外ではいい香りだと感じるのにこうも感じ方が変わるのかと思う。
多分、声も出さず大人しくしていること、生命力の強さをギャップとして捉えている。そのギャップが気持ち悪く感じる原因のひとつのようだ。
ぼんやり生活しているせいか花の美しさと力強さに圧倒されて疲れてしまう。
あの美しさと力強さに嫉妬でもしているのだろうか。
今日食べたものは、
朝食・・・納豆アボカド丼、りんご半分
昼食・・・カオマンガイ、スープ
夕食・・・蒸し野菜と豆腐、ミニトマトとオリーブのサラダ、豆乳
外でカオマンガイを食べたが、鶏胸肉はしっとり柔らかく、出汁の染み込んだご飯の味も調度よく美味しかった。